2017.10.20
全身には約640個の筋肉があります、皆さんは全部つかえてる?
昨日、スポーツパフォーマンスを向上したいという格闘家の男性が、名古屋は大須にあるたけし接骨院に来院されました^^
その方はかなりがっちりされていてしっかり鍛えている方でしたが、それでも自分の身体は機能的でない感じがして、調子が上がらないとの事。
そんな中当院に来られたのは、以前僕が書いたブログを読んだ事がきっかけだそうです。
そのブログ記事➡https://goo.gl/9muX9G
このブログを読んで自分の身体を機能的にしたい、パフォーマンスを上げたいと来院されました。
いつものように問診を行って、その患者様の身体を検査していきました。
最近は見ただけでその方の体が機能的に使えているかそうでないかがわかりますが、常々根本的に治すには患者様がご自身の体の状態を把握する事が必要という考えから、たけし接骨院ではこの検査を大切にしています。
バランスや筋力など各種の検査を行っていきますが、これらは患者様自身が自分の体の状態について機能的なら機能的だと感じ、機能的でないなら機能的でないという事が分かる体感型の検査法になっています。
体感型の検査を行うようになった理由は、どんな説明をするよりも納得が得られやすいという事と、根本的に治すために患者様自身が自分の身体の状態や痛みや不調のメカニズムについて詳しくなる事が必要と考えているからです。
この検査は説明されるよりも自分の体で実感する事のほうが理解がしやすいという事で僕が開発した検査法で、今でも多くの治療家に学ばれています^^
この体感型の検査法は機能的でない場合、どんなに鍛えている人でも本来力が入るべきところに入らないという事を本人が自分の感覚で理解する事ができます。
機能不全になっている時は日常の動作レベルの関節運動でも、その関節運動にかかわる筋肉の一部が働かない状態になります。
それとは逆に機能的なら日常の動作レベルで行う関節運動で、その関節の運動にかかわる全ての筋肉が意識をしないでも働くようになります。
このように機能しているかしていないかという視点で身体を評価する治療家が少ないために、来院される多くの患者様は
『 自分は筋力が弱いから 』とか
『 最近は運動不足だから 』
などと言われます。
力が入らないから筋力が弱いという間違った解釈をしているから、その処方はただ
筋肉強化をすればいいという事になってしまうわけです。
間違った処方では結果を出すことができません。
今回来院された患者様はしっかりと鍛えられている方でしたが、この方の場合も検査をすると本来力が入るべきところに力が入っていない状態でした、筋肉はあるのに。
何度も繰り返しになりますが・・・・
筋力がない、運動不足だからと間違った捉え方をするから
スポーツパフォーマンス向上をしたいという人も
弛んだ身体を引き締めたいという人も
腰痛で悩んでいる人も
弱った筋肉を強化する為にジムへ通ったり、今はやりのパーソナルトレーニングを受けたりとなるわけです。
トレーニングをすることがダメだという事ではありません。
トレーニングだけでは機能的にならないから、パフォーマンスも上がらないという事です。
もし筋力低下が原因なら、
なぜ、今回来院された患者様は鍛えているのにパフォーマンスが上がらないのでしょう?
なぜ、体型を良くしたいとせっせとジムに通っている女性の中には、思うように引き締まった体を手に入れられない人がいるのでしょう?
なぜ、ジムに行っていない人でも引き締まって綺麗な体型をしている人がいるのでしょう?
繰り返しになりますがそれは筋力が弱っているとか運動不足だからとかではなく、機能していないからです。
たけし接骨院では身体が機能的なのかそうでないのかをしっかり見極め、機能的にする事を行っています。
機能不全がある時、言い換えれば筋力が弱いのではなくて使えていないという時、正しい対処をすれば筋トレしなくてもさっきまで力の入っていなかった筋肉にしっかりと力が入るようになります。
その変化は言葉で説明しなくても、患者様自信が体感できるくらいのものです。
筋トレをしなくても力が入らなかったところに力が入るようになる、使えていなかったところが使えるようになるやり方があるのです。
人の体には全部で約640個の筋肉があると言われています。
それだけたくさんの筋肉があるから一つの関節を動かすのは当然一つの筋肉だけではありません。
たくさんの筋肉が協力しあって一つの関節を動かしています。
逆に言えば、それだけたくさんの筋肉が協力しあって一つの関節を動かしているのですから、そのうちの2、3個の筋肉が働かない状態であったとしても関節を動かせてしまうわけです。
このとき私のように専門的な知識のない人では、
『 今日は手を上げる時に2、3個働いていない筋肉があるな~ 』などと思いません。
手は上がるのだから異常を感じないと思います。
しかしそうやって働いていない筋肉があるとき、その分を頑張らなければならない筋肉が出てきます。
筋肉だけの話で言えばこのとき、その分を頑張っている筋肉には余計な負担がかかります。
その負担が継続していったとき、いつかピークを越えてそこに症状が出るようになります。
はじめてここで普通の人は調子が悪いと思う事でしょう。
そしてその症状こそ異常だと考えるから多くの治療家がその部位に対して治療をするのです。
機能していない部分に目を向けずに・・・・
しっかりと機能しているかどうかを把握して、機能するようにするだけで、重たいものを何度もあげたりするトレーニングをしなくても身体を軽く動かせるようになります。
640個ある筋肉の一部が使えていない人と、640個の筋肉全部が使えている人ではどちらが楽に体を動かせるかと聞かれたらそれは後者だと皆さんが思うはず。
たけし接骨院では身体の症状をとる事もパフォーマンスを向上させるという事も、まずは機能的な身体にさせる事を重要視します。
皆さんの身体はしっかり機能していますか?