2017.04.09
腰痛や肩こりに限らず、多くの痛みは原因が治るよりも先に取れてしまう?
腰痛や肩こりにかぎらず、多くの痛みは原因が治るよりも先に取れてしまいます。
今日は痛みが再発してしまう理由についてお伝えしたいと思います。
約20年この業界で患者様の治療をさせていただく中で『 痛みが取れた! 』と言われて通院をやめてしまう患者様が、しばらく期間が空いて『 また痛くなった! 』と言われて再来院するパターンをよく見てきました。
普通は痛みが取れたから治ったというのは当然の事と思います。
その場の痛みをとるだけで良いという事ならそれでもいかもしれませんが、『 痛みが取れた=治った 』と私は考えていません。
たけし接骨院では、根本治療を行っています。
根本治療という言葉は良く聞く事と思いますが、当院の根本治療は
『 患者様に痛みのメカニズムを知って頂き、原因を明確にしてその解決法も実践してマスターしてもらう 』ために、再発しない身体とその為の知識を得る事ができる環境作りと説明をしています。
何故そこまでするのか?
一生に一度(厳密には一時期だけ)の治療としてもらうためです。
詳しくはこちらをクリック!
以前のブログにも書きましたが、『 捻挫 』は捻るという明確な原因を誰もが知っていますから、捻らないようにすれば一生『 捻挫 』をする事はありません。
これと同じくらいに自分で防ぐことが他の症状でもできたとしたら、一生痛みに悩まされない身体を手に入れ、治療のために一生懸命時間を使う事もなくなります。
再発しない様になってもらう事が根本的な治療だと考えていますから、そこまでやります^^
では本題です、
原因が治る前に痛みが取れるのは何故か、それは負担がかかっているからと言って痛みがすぐ出ないからです。
図の様に、負担がピークに達しなければ痛みは出ません。
青の負担が痛みのピークのラインを超えたときに初めて痛みが出ます。(赤斜線の部分)
人によってピークのボーダーラインが早めに来るのか遅めなのかは違いますが、負担がかかったからといってピークに達しない時は痛みが出ません。なんか体が重いなとか、違和感みたいなものは感じるかもしれませんが。
痛みが出ると初めて異常に気付く方が殆どなので、ここで初めて治療開始。
そうしてピークのボーダーラインを少しでも下回った時に痛みは消失します。
もうお分かりかもしれませんが、ボーダーラインまでに至らない負担なら痛みが出ないという事は、負担がかかってしまう状態が残っている体でも痛みが出ない状態になるという事です。
検査では原因が治っていないけれど痛みが取れたと言って通院をやめてしまった場合、それまで定期的に通院していたからピークを下回っていただけで、原因が治っていないので期間が空くと負担が再びピークに達して再発するというパターン。
この20年でこのパターンをたくさん見てきました。
そんな状況を経験してきて今私が思う患者様にとって一番良い状態とは、何をしても負担が蓄積されずピークに達しない身体の状態を手に入れる事だと考えています。
言い換えると同じ様な私生活、同じような仕事、同じような諸々の環境にいても痛みが出ないような人と同じ身体の状態になってもらう事です。
そんな事できるの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それをたけし接骨院ではやっています。
だから施術をするだけではなく、知識を付けて頂き、実践してもらう事があるのです^^
次回は、原因が治っていないのに痛みを再発するパターンの人が訴える事の多い、【繰り返す度にひどくなっている気がする】について書いていこうと思います。