2018.09.04
許容量を超えなければ症状はでない。負荷が継続している身体が続けば・・・
名古屋市中区大須のたけし接骨院院長の水之江です。
肩こり、腰痛、膝の痛み、腱鞘炎、スポーツ障害、股関節の痛みなどすべてに言える事ですが、その人の許容量を超えなければ症状が出る事はありません。
負荷がかかり続けて許容量を超えたときにはじめて症状がでるのです。
これまで肩こりについてのブログを何度も書いてきましたが、そこで僧帽筋の中部と下部の繊維が機能していない状態が続くと、その分の負荷が上部の繊維にかかってしまうから肩こりになってしまうという事をお伝えしてきました。
患者様にも同じように説明しているのですが、ある日患者様から質問を受けました。
『 僧帽筋の中部と下部に力が入らない人全員が肩こりになりますか?』と。
答えは『 NO 』です。
僧帽筋の中部と下部に力が入らず、上部繊維に負荷がかかっている人でも肩こりを感じていない人は大勢います。
なぜなら、その負荷がその人の許容量を超えていない場合には症状として感じる事がないからです。
いくら負荷がかかったとしても、許容量を超えなければ症状は出ません。
ということは逆にいうと、治療をしてその部位にかかっている負荷が少しでも許容量を下回れば、症状はでなくなるという事です。
例え負荷がかかっていたとしてもです。
多くの患者様は症状がなくなればよくなったと思ってしまいます。
それで治療する事をやめてしまう方もいらっしゃるのですが、負荷がかかり続けている身体の状態が治っていない場合は、負荷が蓄積して許容量を超えたときに再び症状が現れてしまいます。
現在受けているその治療が痛みをとる対症療法であった場合、いくら治療しても負荷がかからない身体になる事は不可能ですが。
こうして再発を何度も繰り返している人が大勢いるように思います。
こういう状態にある人では、痛みがないときでも常に負荷がかかり続けている事になります。
負荷がかかり続けるという事はたとえ今は痛みが出ていなくても、筋肉などの軟部組織だけでなく骨や関節にも常に負荷をかけ続けている事になり、これが組織の退行変性の原因になります。
骨が変形したり、椎間板が変形したり、靭帯が伸びてしまったり・・・・
こうなると痛みがでるリスクは高くなります。
まとめると
・肩こりや腰痛が慢性化していたり、再発を繰り返すのは負荷がかかる状態が治っていないから。
・痛みは許容量を超えると出現し、超えなければ消失。そして症状がなければ治ったと思ってしまう。
・症状がでていなくても負荷がかかる身体の状態でいる場合、再度許容量を超え症状がでる。
・これを繰り返す事は、常に組織に負荷をかけている事になり退行変性の原因になる。
だから若年層よりも中年以降の人のほうが症状が重い人が多いのです。
あなたは慢性的な痛みや繰り返す痛みに悩んでいませんか?
その状態にある場合、負荷が取り除けていません。
長年悩んでいる症状も、負荷のかからない身体にする事で症状は消失する事が殆どです。
人間の身体は常に修復しようとしているからです。
しかしその修復が追い付かないくらいに負荷がかかっていれば、修復する事ができません。
根本的に治したいと考えているなら、その負荷を取り除く治療や処方が必要です。
たけし接骨院では根本治療を行っている根本治療とは、症状が出てしまっている部位の負荷を取り除く事です。
そうすればあなたの身体は自然治癒力によって修復されていきます。
負荷のかからない根本的な治療をして、症状から解放されてみませんか?