2017.02.28
自分の目で見て、試してみるまで、無理だと決めつけ諦めない治療を。
だんだんと昼間はあったかくなるようになってきましたね。
でもまだまだ夜、朝は寒いので体調管理にお気を付けくださいね!
こんにちは山田です。
さて、タイトルでもあるように、
食べ物や飲み物、唾などが飲み込み辛い…
とお悩みの方がご来院されました。
一般的に、嚥下作用は脳が支配しています。
治療家の皆さんならお分かりのように、嚥下は延髄によって機能します。
また、以前には甲状腺の大病も患われていたということです。
「まずは脳神経外科または内科へ受診してください」
どうしてもこう言ってしまいたくなるような症状ですよね。
でも、もしここでその言葉を言ってしまったら…
脳神経外科を受診した際に
「異常なしです」と言われてしまったら、もうこの患者さんは手の打ちようがなくなってしまいます。
ぼくに出来ることは、1つ。
「もし、この飲み込み辛いのが「筋肉」が原因だとしたら…?」という考えをしました。
まずは、骨盤の状態からチェック。
うん、見事な骨盤後傾位でした。
あとはそこからなる首のマルアライメント(正常な状態ではないバランス)を確認し、
首のマルアライメントを緩和するよう、
股関節の治療のみをピンポイントで行ってみました。
(首の不調は股関節の治療で良くなる方が多いです)
(どこに行っても治らなかった首の痛みが1回で緩和され大変喜ばれている方も多く見えます)
2分程度調節した後、再度
水を飲んでもらいました。
「だいぶ違う!」ということでした。
あとはいまの状態の説明と、
「もし脳神経が原因でないのだとすれば
こういう治療を進めていったら良くなっていくはずです」という説明をし、
本格的に治療スタート!
前回で3回目の治療だったのですが、
当院へ来る前の飲み込みづらさを「10」という評価をし、いちばん良い状態を「0」としたとき
残りの違和感が「2、3」ということでした。
かなり改善してきて、本人も喜んで見えました(^^)
あとは、日常生活によってなってしまった骨盤後傾位を改善するよう、
治療とリハビリを継続していき、最終的には卒業してもらう予定です(^^)/
PS
その後、念の為
脳神経外科にも受診していただきました。
「脳には異常ありません」ということでした。
異常なくて、よかったです(^^)
いままでご愛読ありがとうございました。
山田