2018.04.24
スノーボードナショナルチームの佐藤江峰選手と杉本孝次プロが来院
先日たけし接骨院に佐藤江峰選手と杉本孝次プロが来院。
佐藤江峰選手とは一昨年にヨーロッパへ、コンディショニングトレーナーとして遠征した時に初めて出会い身体のケアをさせてもらってから関わらせてもらっている選手。
彼女はいつも体を酷使してケガを負いながらも、常に上を目指し北京五輪出場を果たすため日々努力しています^^
杉本プロは若い選手を育てながら、ご自身も49歳にして現役プロ!
突き詰めてて突出していてスゴイ2人。
私は昔からスノーボードが好きでプライベートでは結構力入れてやってきました。
プロや日本代表選手には全くもってかないませんが、これまでの経験から痛みの原因やメカニズムの知識を応用して、自分なりに治療の側面から体の使い方を考えスノーボードに取り入れてみたりと楽しんでいます^^
そうして感じるのは症状を改善するのに必要な身体の機能回復は、スポーツのパフォーマンス向上の為にフィジカルを鍛えるよりも重要だという言う事。
その事はヨーロッパ遠征で他の選手をみる機会、選手が話している内容、数多くのスノーボードインストラクターの身体もみさせてもらう中で私の中で確信に。
だからスノーボードは横ノリスポーツだから体に悪いというのは間違いと思ってます^^
昔からスノーボードは横ノリだから体に悪いと、長くスノーボードをしている人は聞いた事があるのではないでしょうか?
はじめこれを聞いたとき何の疑いもなく、『 それはそうだな 』と思っていました。
ところがスノーボードに限らず、数多くのスポーツ選手の身体を診させてもらっているうちに激しい運動量なのに体に不調を感じる人と感じない人がいるというのを何度も経験しました。
同じような環境で不調を感じたり感じなかったり。
ヨーロッパ遠征でケアをした選手の中にも不調を感じていない選手が数名いました。
日本代表ともなると私達以上に激しい運動量にも関わらず、不調を感じていないのです。
そのうちの一人、元日本代表の川口晃平選手がこんな事を言っていました。
『 滑ってて体に不調があるのなら、滑り方が悪いのだから滑り方を変える 』と。
そんな不調を訴えない選手の身体を検査すると、不調を訴える選手と比べ身体が機能している状態でした。
そんな選手に対して治療をすると他の選手が痛がるような施術でも、まったく痛がらなくて平気な顔をしています。
施術をする部位は偏った動きのせいで硬くなっている所をほぐす施術をするのですが、偏った動きをしていないから硬いところがないのです。
だから施術をしても痛くない。
動きが偏っていないという事は、全身の筋肉を均等に使っているから全身をうまく使って無理なく滑っていると言う事。
そうして全身の筋肉を無理なく使いこなしているから、身体の偏った部分しか使えていない選手よりも、高いパフォーマンスを発揮できる状態にあるという事が言えると考えています。
それとは逆で全身がうまく使えていない分をトレーニングの量でカバーするという選手もいます。
そんな選手も機能的な身体になったとしたら、トレーニングをしている分かなり高いパフォーマンスを発揮できるのではないかと思います。
フィジカルを強くする前に、フォームを作るために、まずは機能的かどうかが重要。
偏った身体の使い方は負荷のかかる部位が出てきて痛みの原因に。
偏った身体の使い方は全身を均等に使えず本来その人が持っているパフォーマンスを発揮でない原因に。
あなたの身体は機能的ですか?