2017.03.17
体幹トレーニングをしていても体幹が使えているかどうかは別。
最近よく聞く体幹トレーニングとう言葉。サッカーの長友選手が本を出してから一気に広まり、
運動をあまりしていない方でもよく聞くようになったのではないでしょうか?
そのせいか患者様の中では運動をしていない人でも、体幹トレーニングはやっているという方が
増えているように思います。
ところが、接骨院に来院される患者様で体幹トレーニングをしているといっている方でもそのほ
とんどが筋力検査をしてみると体幹に 力が入っていません。
体幹トレーニングというキーワードがよく聞かれるようになってから、体幹の重要性についても
だんだんと理解されてきていますが、それと同時に体幹トレーニングをすれば大丈夫!と思い込ん
でしまっている方が多いのは、体幹が使えているかどうかも大切だという概念が広まっていない
事が原因だと思っています。
私は体幹トレーニングをしていても、体幹を使えていなかったら意味がないと常々考えていますか
ら、普段から体幹が使えているかどうかをしっかりチェックするようにしています。
【体幹が強いのと使えるのとは別で考えて両方が必要】
体幹が使えているかどうかは検査をすれば簡単にわかります。
この検査は患者様自身も体感できるくらい、はっきりと検査の結果が出る為、信頼できる検査法。
この検査は私水之江がこれまでの経験から、患者様に体感していただく事でしっかり理解しても
らえるように考えた検査法です。
以前、整形外科に勤務していたころや、スポーツ整形に研修に行っていた時期によくやっていた
徒手筋力検査法(MMT)によく似た検査法ですが、内容は全く違います。
徒手筋力検査法(MM)は筋力を1~5の数字で評価するのですが、私の場合は数字で評価しません。
たけし接骨院の筋力評価はどこに力が入り入らないのかを患者様に体感して頂きます。
力が入っている部分は自分でも感じやすい為、患者様自身も『ここに力が入っている』とはっきり
分かります。逆に力を入れているつもりでも入っていなければ『入れているつもりだけど入らない』
ということもはっきり体感できます。
このように体感型の筋力評価を行っていくと、身体が正常でないときの検査では体幹に力が入らなかっ
たのに、施術後の正常な体では体幹に力が入る事をはっきりと体感できます。
患者様自身がどこに力が入っていて、どこに力が入っていないのかを理解することは症状の本当の原因
を知る事なので大切にしています。
このこともあまり一般的になっていないので説明しておきます。
人の体には約640個の筋肉があります。
それだけ多くの筋肉がある訳ですから、一つの関節を動かすのに、一つの筋肉が働くのではなく、複数
の筋肉が協力して働きます。
逆に言うと、複数の筋肉で動かしているわけだから2つや3つの筋肉が働かなくても関節は動かせてし
まうということになります。
これが問題で、この時働いていない筋肉の分頑張らなくてはならない筋肉には負担がかかっています。
負担がかかるからといってすぐに痛みが出るわけではありませんが、この状態が続くと痛みが出るよう
になります。
多くの患者様や治療家はこの時、この痛みに対して問題があると考えがちですが、その前の段階で
『負担がかかっている筋肉(そのせいで負担のかかる関節も)』があるということです。
その前の段階(原因・状態)があるということを患者様自身が理解できた時、そのような状態にならな
いよう気を付けることができます。
誰もが知っている足首の捻挫の原因は【捻る】ですね。
捻らないようにすれば捻挫しないのと同じように、明確な原因を把握していれば、自分で痛みが出
ないようコントロールすることがでます。
だから体幹が使えるようにする事が大切で、治療家はそれをしっかり把握できる技術や知識を持ってい
ないとダメ。
最近は私水之江が治療にはいるので、チェックが厳しいですが体幹に力がはいっているかどうかは症状
を取ったり、再発しない身体づくりには非常に大切なことなのでお許しくださいね^^
あなたの体幹はしっかりと機能していますか?
不安な方はたけし接骨院にチェックしに来てくださいね
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