2017.09.23
昔『 先生、治療後はいいけど接骨院からでるとまた痛いです 』と言われました。
名古屋市中区大須にあるたけし接骨院には肩こりや腰痛、膝の痛みの根本治療を行っています。
おはようございます、たけし接骨院院長の水之江です^^
タイトルに書いたように開業して2年くらいたったころ、ある患者様に言われました。
『 治療を受けた後は楽になるんだけど、接骨院の自動ドアから出たらまた痛いんだよね 』と。
逆に『 先生、接骨院に入ってきた瞬間から痛みがなくなるんです! 』とも言われたことがありますが今回これは置いておいてw
『 治療を受けた後は楽になるんだけど、接骨院の自動ドアから出たらまた痛いんだよね 』これは問題です。
はじめてそれを患者様から聞いた時は、正直気のせいでしょうと思っていました。
ところが一人ではなくて何人かの患者様に同じような事を言われたんですね。
そこで僕は思いました。
『 ん~、これは何かあるかもしれない 』です。
はじめは気持ちの問題と思っていましたが一人の患者様だけでなくたけし接骨院に通院されている何人かの患者様に同じような事を言われると、さすがに何か原因があるからに違いないと思えてきます。
治療の後、接骨院から出るまでの間に何かあるとしたら、接骨院の自動ドアまでの間の動作しか考えられません。
そこからは院内にいる時の患者様が何気なくしている動作を観察するようになりました。
もちろん、動作の確認は治療の中で片足立ちになって頂いたり、屈伸をして頂いたり、特定の動作を実践してみてもらったりとしていましたが、こうして何気ない日常生活動作をじっくりと見ようとしたのはこのときが初めてでした。
そうやって何気ない患者様の動作を観察していったのですが、具体的には下記のような事。
接骨院の自動ドアから入ってくる時の動作
院内を歩く姿
鞄をとる手の使い方
治療を終わってベッドから降りる動作
歩いて帰っていかれる動作
スリッパをとる手の向き
お会計の時の動作
など。
観察しているポイントを上げるときりがないですがざっとこんなところ。
すると違和感が。
殆どの患者様の動作に異常があると感じました。
それでは痛みが出てしまっても仕方ないという動き・・・
それからは、日常生活動作の指導を行うように。
現在でもそれは変わりませんが、その中でも特に細かく行っているのが『 歩行 』です。
歩行は日常生活動作の中で非常に重要。
なぜなら歩行が正しければ姿勢は良くなり、体は機能的になるからです。
歩行は体が機能的になる為のスイッチと言っても過言ではないと考えています。
それほど大切な歩行なので、逆にどんなに良い治療をしても歩行が悪ければその効果は半減してしまうかなくなってしまいます。
またどんなに筋トレをしていても、歩行が悪ければその効果を最大限に引き出す事ができません。
僕は患者様に言われた『 治療を受けた後は楽になるんだけど、接骨院の自動ドアから出たらまた痛いんだよね 』とう事がきっかけで、歩行を観察するようになってからたくさんの患者様の動作を確認したり指導する中で歩行が非常に大切なのだと再確認できました。
今では正しい歩行ができれば、治療はいらないとまで思ってしまっているくらいです(笑)
ただ、一度悪くなった方が正しい歩き方をしようとしたとき、正しい歩行の方法を理解して意識をしたからと言ってすぐにできなくなってしまっている体なので治療をしたほうがいいのですがね。
このような事を踏まえ、これからたけし接骨院に行ってみようと考えておられる方は、歩行の指導ももれなくされますのでそのつもりでご来院くださいね(笑)
健康な人は無意識にできている正しい歩行ですが、一度できなくなっている人がそれをできるようになるには大変な努力や強い意識が必要かもしれません。
それは正しい歩行がしずらい体になっている事もありますが、長年の積み重ねで癖になっている事も影響していると思います。
治療に通いながら一緒に練習をして正しい歩行ができるようになった人も、しばらくするとまたもとの悪い歩き方に戻っていたりする事からも大変そうなのはうかがえます。
それでも、根気よく続ければ皆さん上手に歩くようになっていかれます。
僕も根気よく皆さんが正しく歩けるまで、指導させていただきますので頑張っていきましょうね^^