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体質改善!健康コラム

2017.04.05

椎間板ヘルニアのメカニズムを知る事が症状改善には必須!!

今日は椎間板ヘルニアの治療について。

ヘルニア

こんばんは、院長の水之江です。
最近は接骨院に来院される患者様も私の友人も、ヘルニアで悩まれている方が多いのでヘルニアについて書きます。

まず、ヘルニアとは飛び出るとか突出するという意味です。
そして、椎間板とは背骨と背骨の間にあるクッションの役目を果たしている組織です。

この椎間板の構造は、外側が繊維状になっている繊維輪と言われているところと、内側の髄核と言われているゼリー状になっているところの2つの層になっています。

何らかの負荷がかかってこの外側の繊維輪に亀裂が入り、そこから髄核が外へ脱出していく状態が椎間板ヘルニアと言われている状態です。
脱出したものが後方にある神経に接触して神経症状などが出るのですが、脱出する方向は靭帯などの制限がない斜め後方になるので痺れなどの症状が出るのは左右のどちらか。
SEBONE

稀に左右どちらにも症状が出る場合、ヘルニアがL3-L4で左斜め後方、L4-L5では右斜め後方というように2つの椎間板にヘルニアがあって、それぞれが左と右というように脱出している事が考えられます。

 

今日は一つの椎間板のヘルニアのメカニズムについてお伝えしたいと思います。
メカニズムを知る事が治療につながるので読んでみてくださいね^^

よくヘルニアと聞くとよっぽど酷いと感じる人が多いと思いますが症状は軽いものから重篤なものまで様々で、日本人の2人に1人はヘルニアがあると言われています。

軽いものでは症状を感じない方も多いですが、ヘルニアになるほどなので相当の負荷がそこにかかっていた事が考えられますから、軽いといっても他の症状に比べ酷いといってもいいと思います。

そのヘルニアになる原因として一般的によく言われているのは

◆環境要因
・不良姿勢
・屈む動作が多い
・重い物を持つ仕事
・喫煙
◆遺伝要因
・もともとの体質
・骨の形
◆加齢

などです。

 

インターネットで検索すれば大体こんな内容で出てきます。
確かにこのような事は椎間板に負担をかけるので避けたほうが良いのですが、一番大事なところが抜けています

ここからは一般的に言われている事とは違う事を記載していきますので、不信に思われる方はお読みになられないでください、不信に思われたくないので。・・・・と記載したらその時点で不信に思いますよね(笑)

 

一番大事なところとは

『 何もしていないのに、椎間板の内圧が高い状態になっている 』です。

このような人に、一般的に言われているヘルニアの原因が重なる事でヘルニアになるリスクが高くなると私は考えています。
ですから遺伝要因と言われている事に対しても、この事を踏まえたうえで検証しているのか?と疑問を感じてしまいます。もともと人間の身体は長い年月をかけて進化してきて、二足歩行となっているという事ですが、進化の過程でヘルニアになってしまうような進化の仕方はしていないと勝手に思ってますし^^

そして、一般的に言われている事だけがヘルニアの原因となっているなら、その原因に当てはまる人は全員ヘルニアになっていなくてはなりませんがそうではありませんよね?

というと、体質だからとか遺伝だからと言われてしまいそうですが。
そう思う方はおそらく『 何もしていないのに、椎間板の内圧が高い状態になっている 』という考え方がない人たちなので気にしません^^

私も『 何もしていないのに、椎間板の内圧が高い状態になっている 』と初めから考えていたわけではありません。知識の乏しい学生の頃、臨床経験が少ない卒業したての若いころは文献や人から聞いた話、セミナーで聞いた話などを真に受けてそれが本当だと信じていました。

 

でも開業して多くの患者様や、友人達、いろいろな人たちとの交流をしているうちに同じ環境にいるのにヘルニアになる人とそうでない人がいる現状を目の当たりにしてきました。

それを目の当たりにしたとき、一般的に言われている事だけでは説明がつかなくなりました。
そこからは掘り下げて検証を繰り返し、行きついたのが『 何もしていないのに、椎間板の内圧が高い状態になっている 』です。

images

何故、椎間板の内圧が高い状態になっているのかは簡単にいうと身体のバランスの崩れです。
肩こりのブログでも少しこの事について触れていますのでチェックしてみてください。
→肩こりのブログはこちら

身体のバランスが崩れると、全身にある640個の筋肉の一部が機能しなくなります。
それだけたくさんの筋肉があるわけですから一つの関節を動かすのも一つの筋肉だけでなく、たくさんの筋肉が協力して一つの関節を動かしています。

逆に言えば数個の筋肉が働いていなくても、一つの関節を動かすことができてしまいます。
このとき、働いていない筋肉の分を補うようにして頑張らなくてはならない筋肉が出てきますが、この筋肉は骨についていますから、骨や関節にも負担をかけているわけです。

これが背骨に起こっていた場合、背骨と背骨を互いに引き合うような力がかかることになり、椎間板の内圧が上がります。
内圧が高くない状態なら、前屈や後屈などの動きで背骨が動いても、間隔が狭くなった分その反対側では間隔が広くなるので、圧力の逃げ道ができます。

それに対して内圧が高める原因となっている筋緊張が起こっている場合は、前屈や後屈などの動きで間隔が狭くなっても、その反対側で間隔が広くなってくれるかというとそうではありませんから、圧の逃げ場がなく椎間板から外へと逃げ道を作るしかないので、脱出してしまう事になります。

椎間板

 

こうしてヘルニアになるわけです。

このメカニズムを理解していればあとの治療は簡単です。
『 内圧が高くなっている状態を改善し、飛び出た部分をひっこめるような力をかける治療をする 』

内圧が高くなる身体はバランスの崩れですからバランスが取れるようにしていきますが、当院ではバランスが悪くなってしまった原因にもフォーカスしてその原因まで改善していきます。

内圧が低くなれば、どの方向に動いても圧の逃げ場があるのでヘルニアにはなりません。
同じ環境にいてもヘルニアになる人と、ならない人がいるのにはこの理由があると考えています。

逆にヘルニアのOPEをしても内圧が高くなっている体を改善していない場合は、腰痛を再発して来院されている方が多いです。

もし内圧が低い状態なのに一般的に言われている事が原因でヘルニアになるとすれば、遺伝要因や体質があるのかもしれませんが。

 

当院では患者様にもこの状態についてしっかり説明していますので、ご自分の状態に詳しくなっていかれます。
ご自分の事をしっかりわかっていただき、対処法までをマスターして頂きますから実践すれば再発はなくなります。

 

どんな症状に対しても的確な治療が必要ですが、再発しないような身体づくりが大切だと考えています。
それについても、先日のブログを確認してみてくださいね^^
→当院の治療は一生に一度のつもりで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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