2018.05.01
正しい歩行は健康な身体作りに必要不可欠。
こんにちは、たけし接骨院院長の水之江です。
たけし接骨院ではリラクゼーション目的ではなく、根本的な治療やスポーツパフォーマンス向上のために、名古屋市内はもちろんの事県外からも患者様が来院されます。
治療に来られる患者様の症状は様々で、肩こり、腰痛、ヘルニア、狭窄症、むくみ、坐骨神経痛、膝の痛み、顎関節症、腱鞘炎、スポーツ障害など。
様々な症状の患者様が来院されますが、このような患者様に対して共通して行うのは『 正しい歩行の指導 』です。
一見関係のないように見える『 歩行 』ですが、これまでの経験から正しい歩行は症状を撮るだけでなく、再発しない健康な身体づくりには欠かせない重要なものと考えています。
もちろん腱鞘炎の方に対しても。
この事は患者様から教えてもらったといっても過言ではありません。
というのは開業して約1年が経過しようとしていた平成19年頃、その当時通院されていた患者様が訴えていた事がきっかけでした。
それは、『 治療をした後は身体が楽なんだけど、自動ドアからでるとまたもとに戻った感じがするんだよね。 』という内容です。
そう聞いた時、初めは『 気のせいでは? 』と思っていました。
所がそれと同じことを訴えられる患者様が他にもたくさんいた事で『 これは気のせいではなくて、何かあるぞ 』と思い、そういっている患者様が治療を終えて帰っていかれる姿を観察するようになりました。
するとベッドから降りる時の動作、荷物をもつ時の動作、歩行がおかしい。
この経験があって日常生活動作、特に歩行についてのめり込むようになり指導をしていくようになりました。
そうして歩行を指導するようになってから、治療後の症状が戻ってしまうと訴える患者様は少なくなっていきました。
ただ歩行を指導して全員が全員、すぐに正しい歩行ができるわけではありません。
指導の仕方にも問題があったとは思いますが、上達するのが早い人もいれば遅い人もいたのです。
さらに歩行の上達が早い人ほど症状が取れるのが早く、上達がゆっくりな人ほど症状が取れるのもゆっくりという事がありました。
なぜ上達スピードに違いがあるのかを考えた時、大きく2つの原因が上げられました。
一つ目は、センス
二つ目は、筋力
他にもあるかと思いますが、私が考える理由は大きくこの二つ。
同じ事をお伝えしても、その人の受け取り方やセンスがあると感じます。
だからといってあきらめずにその部分はあの手この手で説明を変え、理解しやすいように追及中^^
二つ目の筋力については、歩行の上達が早い人と遅い人の何が違うのかを検証したところセンス以外にはこの『 筋力 』に差がありました。
検査をすると歩行の上達が遅い人では、正しい歩行の際に機能すべき筋肉が弱化しています。
正しい歩行の際に機能すべき筋肉が弱化している時、いくら正しい歩行をお伝えしてもうまくできません。
この事から正しい歩行をお伝えするだけでなく、それに必要な筋力を回復させるリハビリを行ってもらうようになっていきました。
リハビリはセンスは関係なし、同じ人間なのでやれば結果が必ず出ます。
そうやって二つの原因を克服していき、歩行が上達するとともに症状はなくなっていく事をたくさん経験しています。
そして正しい歩行ができるようになった時、それまで行ってもらっていたリハビリをやめたとしても、正しい歩行に必要な筋力は正しい歩行をするだけでいつも鍛えられるので必要なくなります。
ですからたけし接骨院で行っているのは治療・リハビリ・日常生活動作の大きく3つ。
実際に通院している患者様は実感されていますが、治療をすると身体が楽になるだけでなく、処方したリハビリがやりやすくなります。
治療前に行うリハビリと治療後に行うリハビリでは、体感できるほど治療後のほうが楽にリハビリを行う事ができます。
楽にリハビリができるという事はリハビリの効果も出やすいという事。
リハビリの効果は正しい歩行に必要な筋力回復の為なので、歩行がしやすくなります。
そして正しい歩行をした後は正しい歩行に必要な筋力が、治療後やリハビリ後と比べもっと強くなっている事を実感できます。
これは良いスパイラルに入るという事。
良いスパイラルにはいれば、正しい歩行をしているだけで身体は機能し、ある程度強くなっていくのでリハビリや治療もいらなくなります。
正しい歩行の為に治療やリハビリをする事は良いスパイラルに入るまでの期間
あなたは正しい歩行ができていますか?