2017.11.13
治癒力を高める自律神経のバランス
たけし接骨院には肩こりや腰痛、膝の痛みなど様々な症状でお悩みの患者様が来院されます。
一見タイトルとは関係のないように思えるこれらの症状ですが、自律神経の働きを知る事で必要になってくることが分かります。
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、
交感神経が優位な状態では血管は収縮し筋肉がいつでも素早い動きができるように緊張状態で、身体が活動的なのでケガなどで傷口から入ってくる真菌や細菌に対応できるよう白血球中の顆粒球の割合が増えます。
対して副交感神経が優位な時は血管が拡張して血流がよくなり筋肉は弛緩し、身体がリラックスの状態でウィルスやがん細胞をやっつけるリンパ球の割合が増えます。
自律神経の一方が活発なときはもう一方が活発でないといようなシーソーのような関係で、上記の内容からもわかるようにどちらの働きも健康を保つために必要です。
そして自然治癒力を高めるには副交感神経が優位な状態を作ってあげる事が必要です。
普段忙しくしていて休む暇がない、ゆっくりする事がない、食べ物も脂っこいものや甘いものが好きな方は自律神経のバランスが崩れ交感神経が優位な状態が続いているかもしれません。
これまでブログでも記載してきたように筋骨格系に原因があり症状が出ているという事もありますが、筋骨格系の治療やリハビリや日常生活の改善をしているのにも関わらず、治りが悪い人、効果が出にくい人がいます。
こんな時に疑うのはこの自律神経のバランスです。
症状が出ている人で共通しているのは、交感神経が優位になっているという事。
この交感神経優位な状態がひどい場合、又は長期にわたっている場合は交感神経性の疲労の状態で次のような症状が出てきます。
・イライラする
・身体のどこかが痛む
・寝れない
・疲れやすい
・冷え
・身体が硬い
・顔色が悪い
など。
原因の一つである筋骨格系の改善が進んでいるのに、症状がなかなか取れない時は自律神経のバランスが崩れてしまっているのではないか?と考えてみてもいいかもしれません。
普段仕事が忙しくてなかなかゆっくりする事ができていない、食べ物の内容も交感神経が優位になってしまうものばかりを好んで食べてしまっている、その上筋骨格系に問題がある場合、症状が出てしまうリスクが高い状態です。
多角的にみて一つ一つ原因を明確にして改善する、その中に自律神経のバランスの事も頭に入れて生活を変えてみる事も大切です。
毎日仕事を頑張りすぎて休めていないような人は、計画的に休むようにしてみてはいかがでしょうか?
そうして自律神経のバランスが良くなったのに症状がある場合は、筋骨格系に原因があるかもしれませんね^^