2017.11.16
股関節の痛みで悩まれている方が来院されました。
おはようございます＾＾
たけし接骨院の水之江です。
先日、長年の股関節の痛みで悩まれている方が来院されました。
股関節の痛みといっても、股関節のどのあたりに痛みがあるのかによって何が直接的な原因となっているかが変わってきます。
この患者様の場合は股関節の前、鼠径部当たりの痛みでした。
またほかの強い症状として訴えられていたのは、立ち上がる時の同部位の痛み。
ここ2週間で3人ほど同じような症状を訴えてこられた患者様がいらっしゃいます。
この皆さんはご自分の股関節の痛みが同部位に負担がかかって出ている、と思っていたようですが違いました。
今回の患者様の股関節の痛みの直接の原因は、腰部椎間板ヘルニアによる神経症状です。
神経症状が股関節の痛みを引き起こしている状態でした。
腰に負担がかかっている状態が続いたためヘルニアになり、腰部から出ている神経支配領域である鼠径部に痛みが出ているものです。
ヘルニアと聞くと痺れの症状を真っ先に思い浮かべる方が多いため、痺れがなければヘルニアだとは思わない事が多いようです。
勉強をしていない治療家にもヘルニアなのか、そうでないのかを鑑別できない人もいます。
この患者様の場合も、『 これはヘルニアの症状ですよ 』とお伝えすると、びっくりされていました。
ただ、前日にたくさん歩いたので股関節が硬くなっため、痛みが出たのだと思われていたようです。
このように、一見ただの疲れからの痛みと感じる症状も、ヘルニアによる神経症状によって引き起こされている事もあり、正しい処置をしなければ治癒させることはできません。
逆に痺れているからといって、ヘルニアでない事もよくあります。
その症状がなぜ出ているのかをはっきりさせないと効果のある処置ができません。
その症状が何の原因で起こっているのかをしっかりと把握して、的確な処置ができたとき、その場で症状が大幅に改善するのを患者様自身が体感する事ができます。
もしあなたが何かの症状を改善したいと治療に通っているのにも関わらず、あまり改善している事を感じられていなければ、それは的確な処置をしてもらっていないかもしれません。
良い治療とは、高い技術の骨盤矯正でも、マッサージでも、鍼治療でも、運動療法でもありません。
良い治療とは、その場で患者様自身が改善している事が実感できるものです。
それはなんでも構いません。
だから、友人にはたまに半分冗談で半分本気で言う事があります。
『 本当に治したいと思うなら、身体を触れずに治す事ができるよ！ 僕の言った通りにしてくれればね！ 』と。
半分といったけれど、かなり本気かも＾＾
長い間通院しているのに、症状が変わっていないというあなた！
いつまでその治療をうけますか？
