2017.04.26
肩こりや腰痛、スポーツ障害でも歩き方が関係するって知っていますか？
たけし接骨院大須院では、肩こりや腰痛、膝の痛み、スポーツ障害、身体の歪みが気になる、顔の歪みが気になるという方でもすべて患者様に早い段階で歩き方を指導します。
日常生活動作の中で多い歩行。
当たり前に毎日行っていること事なので見落とされがちですが、開業して１１年、歩行については９年ほど前から必ず指導するようにしています。
開業当初は歩行について何も言ってなかったのに、現在歩行について指導するようになったのは患者様から頂いた声がきっかけでした。
『 先生、いつも治療直後は調子がいいんだけど自動ドアから出るとまた痛いんだよね・・・ 』
という声です。
はじめは気のせいでしょうと思っていたのですが、たくさんの患者様に同じことを言われるようになり『 これは何かあるぞ 』と思い、それからは治療が終わって帰っていかれる姿を観察するようにしました。
すると、そう言われる方の歩行、ベッドから降りて立ち上がる動作、鞄の持ち方などがおかしい事に気づきました。
たけし接骨院では患者様の身体の状態を把握する為にこまめに検査を行っていますが、その中の一つで筋力検査を重要視しています。
治療後の筋力検査では正常だった筋力が、何も言わないで歩かせてみたらどうなるかを検証しました。
すると治療後には改善していた筋力が、歩行を行ったあとの検査では弱くなっていたり、力が入らない状態、さらにアライメント（姿勢）までも悪くなっていました。
日常生活動作が関係しているとは思っていましたが、この時まで歩き方でここまで変わってしまうという認識はありませんでした。
はじめは気にもしていない事だったのでスゴイ発見をしたと感動したのを覚えています。
悪い歩き方をすれば５メートルと短い距離でも身体の状態は悪くなり、良い歩き方をすれば５メートルの短い距離でも良くなってしまう。肩こり、腰痛、膝の痛みまで歩き方だけでも楽になります。
だから友人には『 触らないで治すよ！ 』と冗談を言ったりします。（半分本気ですけど）
はじめこれに気づかなかったのは、私が職人気質なところがあったからかもしれません。
職人だから『 何とか自分の手技、技術で患者様の症状を治したい 』と考えてしまうのです。
私だけでなく治療家は職人気質の人が多いから歩行についてあまり深めていない人が多いのではないでしょうか。
私のセミナーに参加してくれた先生方や当院でこれまで働いていたスタッフにも、日常生活の中で多い動作である歩き方や立ち上がり方の重要性を話してもなかなかはじめは受け入れてもらえなかったほど。
それでも、歩き方を改善させたときの患者様の身体の状態の変化を目の当たりにするうちに固定概念を崩す事ができ、だんだんと理解してくれるようになりました。
治療家でも見落としがちな歩行。
皆さんは、正しい足の使い方、歩き方はできていますか？
