2017.01.21
腰痛(脊椎分離すべり症)について、ヨーロッパに向かう飛行機の中で・・・・
今僕は、オーストリアのホテルで朝食後にブログを書いています。
こんばんは^^ ヨーロッパに選手サポートで遠征中の院長の水之江です^^
今日はこのあと、イタリアのリヴィーニョで行われるナイターレースで、選手たちのサポートをする予定です。
ヨーロッパには昨日の現地時間の22時にホテルに到着しました。
行きの飛行機の中で、たまたま隣になった方との話の中で腰痛の話になったのでここにその事を書こうと思います^^
隣になった方は65歳の女性で、おひとりでツアーに参加し自分のやりたい事を元気に75歳までやりたい!と言っておられました。
元気で気力の溢れる女性で将来こうでありたいと思える方です。
そんなお元気で気力溢れる方でしたが、ふと見ると座っている腰の後ろ、お尻の下にはクッションや枕がいっぱい。
どうも座り心地が悪いようで、クッションや枕をうまく利用して、座り心地を良くしようと工夫されていました。
そんな時にその方が、私に話しかけられて来られました。
女性『 接骨院をされているの? 』
僕『 はい、そうです 』
私の胸にたけし接骨院のワッペンがあったのでそうなりますよね(笑)
そこでその方が腰痛に悩まされているというお話を聞きました。
なんでも、昔に激しく転倒してしまったらしく、背骨を傷めてしまってからひどくなったという事です。
病院では脊椎分離滑り症と診断されたそうです。
それからは、上手に付き合いながら、人生を楽しんでおられるとの事。
脊椎分離すべり症とは若年層の激しいスポーツをする方に多い腰痛の一つ。
椎弓と言われる部分に、剪断力が何度も繰り返しかかることによって疲労骨折し、下位椎骨に対して上位椎骨が前方に滑っていくものです。
その方が言われていたのは、分離すべり症だから腰痛がツライといったようなものでした。
ここで僕の治療家魂に火がつきました。
多くの人が言われるのは、このように『 〇〇だから痛いんです 』です。
多くの場合この〇〇のところの見解が間違っているんです。
この方の場合は『 分離すべり症だから 』の部分。
もしそうだとしたら、分離滑り症の方は一生腰痛の悩みから解放されることはありません。
僕は日ごろからその間違った見解のせいであきらめないでほしいと強く思っているので、その方に熱く語ってしまいました。
分離すべり症だから痛いのではなく、分離滑りになるのにはその直接の原因である剪断力がかかっている事を考えなくてはならず、剪断力がかかるような体の状態が治らない限り、たとえ分離すべり症のOPEをしたとしても痛みからは解放されないという事。
たとえ分離滑り症のように一見ひどいと思われるものも、剪断力がかからない体にすれば、痛みは全く出現しないという事を。
もし痛みから解放されれば、もっと人生を楽しく過ごせます。
この脊椎分離症に限らず、間違った見解のせいであきらめてしまっている方がまだまだいます。
肩こり『 デスクワークだから 』
膝の痛み『 体重がおとせないから 』
腱鞘炎『 手をよく使う仕事だから 』
腰痛『 重いものを持つ仕事だから 』
など、まだまだ他にもたくさん・・・・
そんな間違った見解を微力ながらですが、正していきもっともっと健康になっていただきたい!!
2月までいろいろと忙しく、院で治療に入る事が少ないかもしれませんが、3月からしっかりと治療に入ります。
健康になって頂く事に対して、妥協をせずこれからも発信と精進を頑張っていこうと思います^^