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体質改善!健康コラム

2018.05.19

膝がロッキング(膝痛)してしまうという患者様が来院。

膝がロッキングしてしまうという患者様が来院されました。
この方はスポーツをされている方で、若い頃からよく膝を痛める事があったそうです。

膝のロッキングには膝関節内の半月板が大きく関係しています。
半月板は膝を曲げ伸ばしする際、関節のスムーズな運動を助ける為に前後へと動きます。
この本来の動きが行われないことによって、スムーズな関節運動ができずに途中で引っ掛かってしまう事がロッキングの直接の原因です。

膝の痛みの原因

この患者様の場合ここ最近の4~5年、何かのはずみでたまに膝がロッキングするようになり、接骨院や整形外科で治療を受けていたが、最近になって再び膝がロッキングしてしまうということでたけし接骨院に来院。

 

初診では最近までどのような治療を受けていたのかを問診しました。

その内容は、

『 膝に対しての電気治療、大腿四頭筋、ハムストリングスにたいする筋力強化 』がメイン。

 

これでは治らないはず

 

膝のロッキングがなぜ起こってしまうのかは冒頭に記載した通りで、処方された内容からも、その直接の原因である半月板の動きを改善したい為の処方だったという事がうかがえます。

半月板を動かしているのはその周りにある筋肉ですから、筋力強化を処方していたという所でしょう。

ではトレーニングが足りなかったのか?
そんな事はありません。
その患者様はトレーニングを最近始めたわけではありませんし、見た目にもがっちりした筋肉質な感じで大腿四頭筋もハムストリングスもしっかりとしています。

 

それならなぜロッキングが再発してしまったのか?

それは半月板を動かす為の筋肉が機能していなかったからです。

´´正確にいうと、トレーニングをしていたのにその筋肉が正常に機能していなかったから´´

 

このような間違いを犯してしまうのは、

筋力が強いか弱いかというのが一般的で、

機能しているのかしていないのか?

という考えがないからでしょう。

もっと細かくいうならば身体が機能しているかどうかではなく、その単一の筋肉が機能してるかしていないか

 

だから筋肉の弱化は鍛えればOKといった考えになり、働かせたい筋肉を鍛えるための処方となってしまうのだろうと思います。

 

本当なら、なぜその筋肉に力が入らなくなってしまったのか?

を考えなくてはならないのです。

 

ではなぜ力が入らなくなってしまったのか?
その答えは知ってさえいれば簡単です。

 

このブログをここまで読んで頂いているあなたもなるほど!と思えるでしょう。

その答えとは筋肉の機能、特性といったところにあります。

 

筋肉には収縮のしやすい距離があるのです。
その距離とは筋肉の起始と停止までの事。

この距離が収縮しやすい距離にあれば、鍛えなくても力が入りやすくなります。
逆にいくら鍛えていてもこの距離が収縮しやすい距離にない場合、力が入りにくくなります。

 

例えば、自分では重いと思えるようなダンベルを手に持ち、肘関節をピンピンに伸ばした状態から曲げようとするよりも、少し曲げた状態から曲げようとした時のほうが楽にできるのではないでしょうか。
このとき筋肉の起始と停止の距離が違う事もお分かりいただけると思います。
これと同じ事。

この事はアクチンとミオシンの位置関係が重合のしやすさを決めるといった内容のエビデンスが存在します。

 

残念ながらこの事は一般的になっていません。
多くの治療家もトレーナーも知らないのです。

 

だから、力が入っていないのは弱化が原因。
と判断し、それならば強化だ!!という処方になるのです。

患者様は弱化した筋肉を鍛えるトレーニングを処方され、何の疑問も持たずに真面目にそれに取り組む。
専門家に言われる事は正しいと思い実践するが、長年努力したのに再発・・・という悲しい結果に。

 

筋肉の起始と停止の距離を正してあげれば、トレーニングしなくてもその場で筋力が回復するのです。

筋肉の起始と停止の距離を正しい位置へと戻す事で、筋力が回復する。
だから正しい処方は、その場で回復する事を実感できます

『 トレーニングが始まってからまだ日も浅いので効果を実感できない 』は間違い。
正しい処方は、その場で改善している身体の変化を実感できます。

起始と停止の距離を正しい位置にするのはトレーニングは関係ないのですから。

と言う事は、起始と停止の距離が異常になってしまう原因を治さなければならないという事も、感の良いあなたはピンときたのではないですか?

 

また冒頭に『 これでは治らないはず 』と言った事も理解できるのではないでしょうか^^

 

ですからたけし接骨院では弱化している筋肉を直接鍛えるという処方はせず、筋肉の起始と停止の距離を正しい位置に戻すための身体の使い方、その身体の使い方ができるように治療と運動療法の処方をするのです。

 

あなたも、正しい身体の使い方をたけし接骨院で学んでみませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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