2020.05.08
膝の痛みのメカニズム(膝の内側が痛い)
膝の痛みのメカニズムについてお伝えします。
名古屋市中区大須のたけし接骨院院長の水之江です。
今回は誰も知らない膝の痛みのメカニズムについてお伝えします。
誰も知らないといったのはちょっと大げさなんですけど、一部の勉強をしている治療家は知っていると思いますが、多くの治療家が知らない内容になっていますので最後まで見てみてください。
動画をみてもらう事で現在あなたの膝の痛みが慢性的になっていたり、痛みを繰り返しているならその理由がわかりますし、膝の痛みを軽減するために必要な事もお伝えしていきますので参考になるかと思います。
まずまた前提で知っておいていただきたい事なんですが、今回こうして膝の痛みのメカニズムをお伝えするのかというと、なぜ痛みが出てしまったのか?がわかれば日常から膝にとって悪い事を自分で避けられるようになりますし、あなたの膝にとって悪い事を避けられるようになったら、後は解消法を学び実践すればいいという事になるので自分で膝の痛みを解消することができるようになるからです。
もちろん、施術をした方が痛みが解消されるまでが早いに決まっていますが、逆にいくら施術をしても知らず知らずのうちに膝にとって悪い事をあなた自身がやってしまっているとしたら、それは治らないという事になります。
日焼けのし過ぎはお肌にとって良くないという事を知っているから、日焼けのし過ぎに気を付けようとか日焼け止めを塗るという事ができるのと同じことです。
ですから最後まで見てくださいね!
【一般的な膝の痛み原因】
現在膝の痛みで通院している患者様はすでにほかの医療機関で治療を受けているという方がほとんどです。
そうやって治療へ通っているのにも関わらず良くならないので当院に受診されるのですが、これまでどんな説明を受けていたのか気になるのでお聞きすると、
・レントゲンでみると異常がないからシップで様子を見ましょう
・レントゲン上で骨に変形が見られるので痛いんですよ
・レントゲン上で見ると関節の隙間が狭くなっているので軟骨が減っていますから
・内視鏡で半月板が痛んでいますね
・体重が重いから負担がかかる
・筋肉が少ない(筋力が弱い)
・激しい運動のし過ぎ
等です。
はたして本当にそうでしょうか?
いいえ、違います。
なぜなら
・骨に変形があっても、関節の隙間が狭くても痛みのない人
・体重が重くても痛みのない人
・筋肉が少ない身体の細い人でも痛みがない人
・激しい運動をしても痛みのない人
はいるからです。
半月板を痛めているから痛いのというのは当たり前のですが、なぜ半月板を痛めたのかというところが大事。
一番見なくてはならないのは、
『 同じ環境や状況にいるのにも関わらず、痛みが出る人と出ない人がいる 』というところなんです。
・レントゲン上で問題がないのに痛い人と痛くない人がいるのはなぜか?
・レントゲン上で骨に変形があるのに痛い人と痛くない人がいるのはなぜか?
・レントゲン上で関節の隙間が狭いのに痛い人と痛くない人がいるのはなぜか?
・体重が重いの痛い人と痛くない人がいるのはなぜか?
・筋肉が少ない(筋力が弱い)のに痛い人と痛くない人がいるのはなぜか?
・激しい運動をしているのに痛い人と痛くない人がいるのはなぜか?
・なぜ半月板を痛めているのか?
というところ。
その違いに膝の痛みの真の原因があるのに、そこについて説明を受けた人に出会った事がありません。
おそらく、その治療家は膝の痛みの真の原因を知らないのだろうと思っています。
なぜなら、接骨院や整体の先生向けのセミナーをやった時に同じ質問をした事があるのですが、だれ一人答えられないという事があったからです。
参加された先生の中には、上記でお伝えしたように『 太っているから 』と答えていただいた方もいらっしゃいました。
真の原因が明確でない時、対処法も正確なものではなくなります。
対処法が正確ではないのだから、症状は改善されないかその場は良くてもしばらくするともとに戻ってしまうという事になります。
だから慢性的な膝の痛みに悩まされている人がいたり、痛みが出たりでなかったりをくり返す人がいるのだと思います。
ちなみに、このように慢性的に痛みがあったりや繰り返し痛みが出てしまう人は今は骨に異常がなくても、将来的に変形や関節の隙間が狭くなります。
ずっとそこに負担をかけているわけですから。
そうなると痛みがでるリスクは上がります。
ですからできるだけ早めに膝の痛みを原因から除去するために、正確な原因を知っておく必要があるんですね。
【膝の痛みの真の原因とは】
その原因は何かというと、
膝を構成している筋肉の中で機能していないところがあるというものです。
機能していない筋肉があるとなぜ言えるのかというと、それはいつも僕がやっている筋力検査をする事でわかります。
これは治療家向けに以前DVDも作っていますが、『 患者体感型筋力検査法 』というものです。
検査している術者側だけではなく、検査を受けている患者様もどこに力が入っていて、どこに力が入っていないのかがわかるようになっています。
今回は膝の伸展(伸ばす)という動きでどういう力の入り方になっているのかについて掘り下げようと思います。
この図のように正常なら膝を伸展していく際には膝の内側も外側も力が十分に入るのですが、正常に機能していない場合は膝の内側にはあまり力が入らず、外側ばかりに力が入ってしまいます。
こうした偏った力の入り方になってしまう事によって、内側の力のベクトルと外側の力のベクトルの合力は正常なものとは方向が違っている事がこの図からわかると思います。
すると一見正常に膝の伸展運動をしているように見えて、実は正常ではない伸展運動になってしまうんです。
この膝の前面の場合で言うと、膝のお皿が外方向へと引っ張られている為に、関節の断面図では膝のお皿と大腿骨が膝の外側の部分で強くこすれる形になります。
この状態が長く続けば骨同士がこすれる負荷がかかるので、その部位で異常が起きてくるという事になるんです。
今回はこのように膝の前面での話でしたが、同じように膝回りの筋肉が正常に機能していない事によって、半月板損傷や膝の内側の痛みや靭帯断裂や、骨の変形へとつながります。
またそれぞれは、ブログに詳しく解説をしていきたいと思いますので楽しみにしていてください。
【間違った対処法】
では機能していない筋肉が機能するためにはどうしたらいいのか?
ここまで読み進めていただいた方はわかると思うのですが、
痩せる事でもないですし、
運動する事でもないですし、
安静にすることでもないですし、
筋トレをすればいいという事でもありません。
少し勉強している治療家では、膝の内側の筋肉に力が弱いという事でその部位の筋力強化を進めている人もいるようですがこれも違います。
一般的には力が弱いか強いか、又は神経に異常があるかないかという概念しかないので今回の膝の場合は筋力強化を処方するという事になっている場合が多いです。
でも今回お伝えしているのは機能していないという事なので、筋力強化、トレーニングをしなくても機能させてあげるための事をすれば膝の内側の筋肉には力が入るようになります。
【真の対処法】
十分に膝の内側に力が入るようになるまでには本来なら当院で施術を受けながらで12回でマスターできる内容ですが、今後は遠方の方でも動画をみて実践するだけでそのような身体になれる講座をオンラインでやっていく方針でいます。
その場合は、施術が受けられないのでその代わり自分でやる内容が増えるので回数も増えますが、正常に機能する身体になれますので楽しみにしていてください。
その中でも今回は今すぐできる2つをご紹介します。
まずは立ち上がり方です。
膝が痛い人は、立ち上がる動作が痛いという方が圧倒的に多いです。
その時の立ち上がり方をちょっと変えるだけでずいぶん楽になります。
カンタンなのでこれだけでも覚えてください!
その立ち上がり方とは踵に体重をかけて立つというものです。
膝が痛い方に共通しているのは、立ち上がるときにつま先に体重をかけてたつというもの。
実はこれ肩こりや腰痛の方にも共通しているのですが、この立ち上がり方を変えるだけで膝への負担がかなり軽減されます。
これは階段を上がるときにも応用できます。
踵に体重をかけて階段を上がると膝の負担がかなり軽減されます。
詳しく見てみたいという方は、動画を以前アップしていますので見てみてください。
2つ目は体操です。
この体操をする事で、膝の内側に少しですが力が入り始めます。
筋トレというよりは股関節のストレッチですね。
こちらも今すぐできると思いますのでやってみてください。
詳しくは動画を見て実践してくださいね!
はい、いかがだったでしょうか?
一般的に言われている事とは違った内容だったかと思います。
昔は僕も膝が痛くなる真の原因を知らなかった時がありました。
太っていても、運動をしていなくても痛くない人が言って、逆に痩せているのに痛い人やトレーニングをしている人でも痛い人がいる状況を見た時に、なぜそうなっているのかを説明できなかったんですね。
でもそこにこそ真の原因があるんじゃないかって掘り下げていったときに、今回お伝えしたような事がわかってきてそうなってからは膝の痛みがある人に処方する内容が変わっていったんです。
それからどんどん膝の痛みが軽減されていくスピードがアップしましたし、痛みが取れてからも再発するという人が減りました。
でもこれは施術だけではできなかったと思うんですね。
患者さん自身も膝の痛みがなぜ起こってしまうのかを理解していってくれましたし、痛みが出ないように普段から処方した内容を実践していってくれたからだと思うんです。
だからやはり、自分の身体の状態やなぜ痛みが出てしまったかについて詳しくなっていった方がいいと思うんですね。
そうして少しでも知ってもらう事で自分で自分の身体を健康にしていけて、もうあれから痛みが出なくなったよって言ってくれる事が増えていくと思います。
そうしたら、治療のために一生懸命治療院に通院していた時間を他の自分の楽しみに使えるじゃないですか。
僕が患者だったらずっと治療のために時間やお金をかける事って嫌なんですよね。
それは皆さんも同じだと思います。
だから今後も痛みのメカニズムについて一般的に言われている事ではなく、本質的な部分をお伝えしていこうと思っています。
今回は以上になりますまた次のブログでお会いしましょう。
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《たけし接骨院の特徴》
たくさんの患者様が当院で健康な身体を取り戻しています。
健康な身体になるだけでなくその後ももとに戻りにくい
身体作りを行っています。
なぜ当院で身体が改善され、戻りにくくなるのか?
その理由をお伝えします。
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