2018.04.26
膝離断性骨軟骨炎Ope後の膝の痛みに悩む少年が来院しました。
膝離断性骨軟骨炎Ope後の膝の痛みに悩む少年が来院。
Ope後の患部に痛みはないが同側の膝の裏に痛みがでるようになり、運動ができないと悩んでいる8歳の少年が来院しました。
整形外科や接骨院での治療をしてもらっていたそうですが、整形外科では痛みはあってもOpeの経過は良いのだからスポーツをしても良いと言われていたそうです。
そういわれたものの本人は軽く膝を曲げた程度でも膝の裏に痛みがある為、スポーツができずストレスが溜まっているからどうにかしてほしいとご両親から連絡を頂き治療を開始。
病院ではなぜこのような痛みが出ているのか説明がなかったそうですが、そうやって原因を明確にしないままでは処方も的外れになり、症状が長引いてしまうのです。
その原因とは離断性骨軟骨炎になった原因と同じ。
前々から思う事は西洋医学のスゴイところは、保存的にはどうにもならないようなひどい症状でも、急を用するような症状でも最先端の技術で取り除いてしまう所。
そのかわり苦手なのは、今回の様な症状の原因を明確にする事という印象。
だから医療機関がよく言っている膝離断性骨軟骨炎の原因とは
『 成長期のスポーツ選手にまれに起こるもので、繰り返されるストレスによって軟骨下の骨に負荷がかかる事 』
という所にとどまっています。
私からすれば『 まれに起こり 』って言う所とか、『 繰り返されるストレス 』と言う所に直接の原因があって、そこからそのストレスがなぜ起こったのか掘り下げていったところに原因があるのに、それ以上の追及しているのを見たことがないし、聞いた事がありません。
そうして本当の原因を明確にできないから的外れな処方となっていると感じます。
根本から改善しようとしたとき、『 軟骨下の骨に負荷がかかる事が原因 』が直接の原因である事は間違いないとしても、
『 まれに起こり 』はなぜその子にだけ症状が出たのか?と追及し、『 繰り返されるストレス 』とはどんなストレスで、なぜそのストレスがかかってしまっているのかを追求しなくてはなりません。
そこで気を付けなくてはならないのはそのストレスは、激しい運動ではないという事。
激しい運動をしているからとざっくりとしてはいけません。
なぜなら、激しい運動をしている人は他にもいて、もっと激しい運動をしている人はいるのに症状が出ていない人もいるのだから。
患部にどのような物理的なストレスがかかっているのかを明確にして、それが見えたら、なぜそのような物理的なストレスがかかってしまっているのかを出していく。
これができたら、処方は決まってきます。
こうして原因を明確にする事で的確な処方ができ、それができれば患者様はその場で身体が改善している事を実感できます。
まだ治療が始まったばかりだから、すぐには改善しませんは間違い。
正しい処方ができれば、たった一回の処方でも体が改善している事が分かります。
今回、長期間症状が改善せず悩んでいたこの少年場合も、一度の治療で症状が改善したことを実感していました。
まずは原因を明確にする事が重要、それができれば処方は的確なものになります。
どんな症状でも言える事ですが、長期間治療を続けているのに身体の改善が見られない場合、その施術を担当している先生に聞いたほうがいいかもしれません。
・まれに起こる症状がなぜ私にだけ出たのか?
・繰り返されるストレスとはどんなストレスか?
・成長期でも症状が出ていない人がいるのはなぜか?
・体重が重くても大丈夫な人はなぜか?
・筋力がないような身体の細い人でも症状がない人はなぜか?
・高齢でも症状がない人はなぜか?
・姿勢が悪いのに症状がない人はなぜか?
・激しい運動をしているのに症状がない人はなぜか?
など。
これを説明できない先生は、対症療法を得意としていて原因治療を追求していないのか、または本当の原因が分かっていないかもしれません。
原因を改善したいのではなく今ある症状をとる為の対症療法をして欲しいという話なら聞く必要がないのですが、根本的に治したいと思って通院しているのなら一度聞いてみてくださいね。
もちろん私にも聞いてもらって大丈夫!
上記に記載した内容は全て答えられるハズ^^
分からない事があったらわかりませんと言います!
その代わり分かるように努力します^^
今は誰でもネットで検索すれば情報を仕入れる事はできますが、間違った情報もたくさんです。
どれが本当なのかと聞かれると、多くの人は『 よく聞いた事がある事を本当の事 』ととらえやすくなってしまっているように思います、先日ブログにも書いたマーガリンの様に。
※マーガリンはトランス脂肪酸の塊、健康を害します。⇒https://goo.gl/4Z1cQ3
ですから一般的に言われている事でもそれが本当か?と疑う事も必要と感じています。
あなたは根本的に治したいと考えているのに、本当の原因について説明を受けないまま長期間通院していませんか?