2018.06.02
たけし式治療は、歩行矯正といっても過言ではない。
名古屋市中区大須にあるたけし接骨院院長の水之江です。
タイトルにあるように、今日はたけし接骨院で行っている事について説明してみようと思います。
たけし接骨院では、どこへ行っても治らなかったような患者様が多く来院されていて、その多くは腱鞘炎や膝の痛み、顎関節症、長年続くような肩こり、繰り返す肩こりなどです。
これらの症状に対して行う治療とはそれぞれ違う事をするかと言えばそうではありません。
厳密には少し違う所もありますが、基本的には大体同じ。
なぜなら、行っているのは歩行の矯正だから。
こういってしまうと、『 なんだ、治療をしてくれるところではないんだ 』と言われてしまいそうだが、私から言わせると『 歩行を治さずして根本治療はなし! 』と言ったところ。
だからたけし接骨院では痛みのある部位を触るような治療はしない。
来院される患者様の中には、痛みのある部位を触ってもらえないので心配になる方もたまにいらっしゃるが、結果的に患部を全く触らないでも体が改善している事を実感されるので、納得して帰っていかれ、再び根本治療のために来院されます。
実は歩行の大切さは患者様に教えてもらったようなもの。
それまでも歩行について大切だとは思っていたのですが、今の様に【ものすごく大切!】と考えるようになったのは約10年前、ある患者様から言われた事がきっかけでした。
『 先生、治療が終わった後は痛みが楽なのだけど、自動ドアから出るとまた痛いんだよね 』と言われたのです。
はじめは気のせいでは?
と思っていたのが、それから同じ事を他の患者様にも言われるように。
多くの方にそういわれるようになってやっと、
『 これは何かあるのでは? 』と思うようになり、それからは患者様が治療を終えて帰っていかれる姿を観察するようになりました。
すると、そういっておられる患者様ほど、歩行が悪い事に気づいたのです。
それからは本格的に歩行の指導をするようになっていきました。
そうして感じたのは歩行の上達が早い人ほど症状が取れるのが早く、上達が多い人ほど症状が取れるのもゆっくりと言う事。
たった5メートル歩いただけでも~
姿勢はよくもなるし悪くもなる、
筋力が回復したり弱化したりもする、
重心が良くもなるし悪くもなる、
何よりも痛みが増減する。
これは私の考えではなく、私から歩行指導を受けた患者様の声。
現在通院している患者様全員が歩行の改善によって、身体が改善していく事を理解しています。
ベテランになると、
『 先生、ゴルフ前になんか腰痛が出てしまって心配だったのだけど、そういえば正しい歩行をしてなかったかも!と思い、ゴルフ中教えてもらった通りの歩行を心がけていたら、ゴルフが終わるころには腰痛なくなっていたよ! 』と報告してくれる人もいます。
私はその正しい歩行ができるようにお手伝いをしているだけと言った感じ。
ただ、正しい歩行ができるようになるまでには、そのために必要な身体づくりが必要になるから、ここで私の治療とリハビリ処方の出番という形。
だから治療と日常生活動作とリハビリの3つで治す。
1本の矢よりも3本の矢なのです(笑)
でも、いつまでも3本の矢が必要かというとそうではありません。
患者様に常々いってます。
正しく歩けるようになったら、リハビリも治療もしなくて良くなりますよ!と。
いつまでも治療に通院するのは私が患者様の立場なら、耐えられない。
患者様自身が自分で痛みが出ないようにできる事が、一番いいと考えています。
あなたは正しい歩行ができていますか?