2017.05.17
肩こりと歩行の関係性(正しい歩行と間違った歩行の違い)
一見関係のなさそうな、肩こりと歩行の関係性について。
こんにちは、今日は久しぶりに院の近くのスタバでブログを更新しています^^
以前ブログにも記載した事がありますが、たけし接骨院では動作を分析し日常生活動作の指導をしっかりするようにしています。
その中でも歩行を重要視していますがそのような動作を見るようになったきっかけは患者様に、『 先生、治療が終わった時は楽だけど、院の自動ドアからでるとすぐ痛みが戻るんだよね 』という声をいただいた事です。
その声があるまで、『 技術を磨き、治療をして患者様のお悩みを解決しよう! 』と思っていましたが、それからは治療でできる事には限界があるのだなと思うようになりました。
そう思うようになり、患者様の治療をするだけでなく動作を観察するようになりました。
注意してみるようになると、歩行がおかしかったり、鞄をもつ持ち方、立ち上がり動作、手の使い方などがおかしい事に気づきました。
今日はその中でも歩行について記載していこうと思います。
まず、正しい歩行をしているときの足の接地の仕方は簡単に表すと下記の通り。
踵のやや外側接地➡小指球➡母指球
接骨院の患者様で多くの方に見られる間違った歩行
踵の真ん中接地➡小指球と母指球がほぼ同時に接地
又は
踵、小指球、母指球がほぼ同時に接地するペタペタ歩き
又は
踵の真ん中接地➡母指球➡小指球
大体こんな3パターン。
肩こりと関係があるのは、もちろんこの間違った歩行のほう。
簡単にいうと間違った歩行をすると、全身のアライメントが崩れてしまうために肩こりになってしまいます。
少しだけ掘り下げると、間違った歩行をするとknee in toe outといって膝が内側に入り、つま先が外側を向く形になります。
このアライメント(姿勢)になると、連動して全身的にアライメントが変わります。
簡単に言うとこの異常なアライメントが肩こりを引き起こしています。
アライメントが崩れると何故肩こりになるのかは、以前のブログを参考にしてくださいね。
肩こりのメカニズム➡https://goo.gl/ZfaP97
ですから正しい歩行について
踵のやや外側接地➡小指球➡母指球
をしっかりと指導をさせていただいています。
ですが・・・
指導したからと言ってこの歩行ができるのか?というと多くの場合がこの足の使い方ができなくなっています。
意識してやろうとしてもうまくできないのです。
一旦歩行が崩れ、一定期間その動きで生活をしていると『 正しい歩行の際に働く筋肉は働かない 』、『 正しい歩行では使わない筋肉が過剰に働く 』状態が続きます。
アライメントが崩れると、筋肉の特性で働きにくくなってしまう筋肉が出てくるというのがあるからなのですが、これについては話しが反れそうなので割愛します^^
筋肉は使っていれば強くなり、使っていなければ弱化します。
弱化していいなくても、筋力発揮がうまくいかない状態だったりもあります(これも割愛)
この状態が長ければ長いほど、それが顕著になります。
こうなってしまうと、自分で意識して正しい歩行をしようとしても関節が硬くてとか、どうやればいいのか感覚が分からないなど、うまくできないという状態になります。
その状態で生活を繰り返すうちに、悪いスパイラルにはまっていってしまう。
ですから、肩こりだからと言って肩を触る事が殆どありません。
その原因となっているのは歩行であり、その歩行がうまくできなくなっている事が原因です。
正しい歩行がしやすい身体にしようとしたとき、肩を触るよりもそちらをどうにかする為に時間を割いたほうがいいと考えています。
あなたの歩行は大丈夫ですか?
knee in toe outになっていませんか?
今日はknee in toe outのいい写真がなくてごめんなさい・・・・
(ググるとすぐ出てきます^^)
いい写真を取り次第、追加修正します^^
覚えていたら・・・・