2017.06.06
肩こりと言われていた患者様、検査してみたら頚部椎間板ヘルニアでした。
昨日、来院された患者様の話。患者様は肩こりといっておられましたが検査を行てみると肩こりではなく頚部椎間板ヘルニアでした。
こんにちは、たけし接骨院の水之江です。
最近は日中と朝晩との気温差が結構あってなのか体調を崩す方が多いように思います。
十分に健康には気を付けてください、日ごろからの食事や睡眠のとり方が大切ですよ^^
本題ですが、最近はヘルニアの患者様が多いです。
立て続けに腰部椎間板ヘルニアの患者様かと思えば、昨日は頚部椎間板ヘルニアの患者様でした。
この患者様は、昔からの肩こりに悩まされているので根本的に治したいと来院されました。
症状としては、肩こりの方が言われているそれとほとんど同じものと、それにプラスして少し違う点がありました。
先日のブログで腰部椎間板ヘルニアのとこりにも記載しましたが、起床時の痛み、悪天候時やその前日に症状出現それに加えて、頚部椎間板ヘルニアの方々に共通する部分にも症状があります。
肩こりはほとんどの場合一日の終わりにかけてだんだんつらくなるのに対して、朝から痛い、悪天候前や悪天候時に痛いなど天気に左右されると訴えられていました。
こうして問診で情報収集した後は、疑いのあるものをすべて検査します。
本当は全部の検査をしたほうが良いかもしれませんが、もうその辺は今までの経験で可能性のない物は治療に時間を割く為に除外します。
検査をしてみるとやはり頚部椎間板ヘルニアでした。
ヘルニアの方が言われる症状の中には、ヘルニアの人特有の症状があります。
これは知識と経験がないと見落としがち。
痺れが出ていれば別ですが、ヘルニアだからと言ってどれもシビレがでるかと言えばそうでない事も多々あります。
それは柔道整復師の学校では教えてもらえず、私も開業して肩こりの研究をするまでの数年間は見分けがつきませんでした。
昔私のところで勤めていた先生も、頚部椎間板ヘルニアを肩こりと思って治療してしまうことがありました。
教えても見分けられない、それだけ難しいという事だと思います。
実際にこの患者さまの場合も、たけし接骨院に来られる前は他の接骨院に通院していたと言われていました。
そこでの治療は電気とマッサージ治療のみ。
到底ヘルニアに対する治療とは思えません。
またスポーツジムにも通い、肩こりに効くストレッチを教えてもらい実践していたそうです。
そのストレッチをみさせてもらったら案の定、余計にヘルニアを悪くするようなストレッチになっていました。
それでは良くなるどころか、悪化しそうです。
そのストレッチとはこんな感じのストレッチ
身に覚えがある人もいるのではないでしょうか?
私はこのようなストレッチをヘルニアの方には絶対に指導しません。
まあ、肩こりの方にもしませんが。
もし、ヘルニアであれば悪化する事になりますし、ヘルニアになる可能性がある人にとってもヘルニアになる手助けをするようなものなので悪いストレッチです。
もうお気づきの方もいるかもしれませんが、可能性のある人というのは肩こりの人です。
あなたの肩こりの症状は、本当に肩こりですか?
肩こりと思って、上のようなストレッチをしてしまっていませんか?
もし
☑長引く症状
☑肩こりのような症状
☑朝の痛み
☑悪天候前の症状
☑その他ヘルニアに共通する症状
がある場合、それは肩こりではないかもしれませんよ。