2017.05.26
腰部椎間板ヘルニアの患者様が来院されました。
昨日は腰部椎間板ヘルニアで悩まれている患者様が来院されました。
こんにちは、最近は新規の患者様を時間外に受けるしかなくなり、ブログ更新ができずにいました・・・・
新規の患者様の場合、急患の場合は受付時間に関係なくみさせていただく事も出来ますので本当にお困りの方だけご連絡くださいね!(私の予定が空いていればみさせて頂きます)
さて表題にあるとおり、腰部椎間板ヘルニアの患者様の治療をさせていただきました。
その患者様は10年くらい前に整形外科でヘルニアと診断されたそうです。
その患者様の訴えるところによると、
『 腰部椎間板ヘルニアと診断され、これまで整体院、鍼灸院、接骨院、病院に通院し、様々な治療を受けてきたがその時は良くなるけど再び痛みが出るのを何度も繰り返している、そのうちこの前はかなりひどい痛みと痺れに襲われた。根本的に治してくれるところを探しているが、どこも根本治療といいながら結局また痛みがでる繰り返しなので根本治療という言葉に疑問を抱いている 』
とのことでした。
凄くはっきりと物を言われる方でしたが、それだけ同じことの繰り返しと症状の悪化で本当に悩まれているからこそだと感じました。
『 なんとかしてあげたい! 』
病院ではMRIをとってもらい、腰部の牽引治療を受け、鍼灸では鍼をうってもらい、整体や接骨院ではマッサージや電気治療を受けたという事でした。
腰部の牽引治療の効果はどうかと思う所はありますが、そのほかの鍼灸やマッサージ、電気治療は多少痛みをとる事ができるので効果あると思います。
が・・・
どれも根本治療ではありません。
これらの治療をしているという事はヘルニアのメカニズムを理解していません、はっきりいって根本治療などと言ってはダメです。
私は根本的に治すには今のところこの3つが必要と考えています。
その3つとは以前にもブログで記載しましたが、
治療・日常生活動作改善・運動療法(リハビリ)
です。
治療は(効果のあるものとないものがあります)悪くなったものをよくすることができますが、悪くなっていったのは偏った日常生活動作がありますし、そのせいで弱化した筋力のせいでもあります。
ですから根本治療には日常生活動作の改善や、弱化した筋力の回復のための運動療法も必要です。
日常生活動作や、弱化した筋力を強くするには本人が頑張らなければなりません。
ですからたけし接骨院では治療のほか、日常生活動作やリハビリの方法を指導して宿題を出して実践していってもらっています^^
しかし、ただ闇雲に日常生活動作を改善指導したり数ある運動療法を処方すればいいというわけではありません。
効果のあるものを指導し、処方しなければなりません。
誰でもそうだと思いますが、なんのためにこの動作や運動を行うのかを理解しなければ、『 やろう 』という気になれません。
理解してもらうには効果を実感していただくのが一番です。
正しい処方ができれば、一度でもその動作や運動を行った後に症状や身体の状態が改善しているという効果を実感できます。
実感できれば『 それならばやろう 』と思っていただけると思います。
いろんなところで治療をしてきた人にとってはなおさらかもしれませんね。
そのように一度でも効果が出る処方をするためには『 的確な 』処方が必要ですが、『 的確な 』処方をするためには、『 明確な原因 』を把握していなくてはなりません。
原因を明確にするためにも施術者がヘルニアのメカニズムを理解していなくてはなりませんが、ほとんどの治療家がそれを理解していません。
治療しているのを見ていないのに、なぜそんなことが言えるのか?
それは、他で治療を受けてこられた患者様に治療内容を聞いたり、そこで受けた説明はどんなものだったのかを聞くとわかります。
本当の原因を分かっていればアプローチの仕方や話す内容も決まってきますが、当院に来られる方患者様これまで受けてこられた説明や治療内容をお聞きすると全く的外れ。
先日来られた方は10年もいろいろなところを点々とされていることを考えると、怒りさえ覚えます。
『 もっとしっかりヘルニアのことを勉強して治療してあげてほしい 』と本当に思います。
ヘルニアの詳しいメカニズムについては以前のブログを参考にしてください。
https://goo.gl/mIDJmJ
10年悩んでこられたような症状でも、大丈夫。
原因を明確にして治療します。
頑張って治していきましょう^^